気胸術後の詳細part2
そこから次の外来までは数日あったためその間はずっと止まらない体液と広がる発疹のことを考えていなければならなかった。
健康な時は感じないが自分の体の中で1箇所でもおかしい場所があると無意識にそれを考えてしまい疲れがどっと来るのである。歩いているときもガーゼがずれていないか、とかいちいち考えるのが疲れるのである。
そして病院に行ったら消毒液のかぶれということで塗り薬と飲み薬が処方された。それで少しはよくなるかと期待していたのだがそこから1週間、次の外来までほとんど変化はなかった。
ひたすら溢れ出る体液のことを考え続ける日々。
悲しくなってきた。
そして次の外来でさらに強力なステロイド軟膏を処方された。これはかなり強力でどんどん良くなっていき、体液も出なくなった。
胸の辺りはしびれが残るくらいで気にすることもなくなった。よかった...!と喜んでいるのも束の間(どこかで聞いたことがある、、)、次の問題がやってきた。
それは全身のかゆみである。耳、首、両腕、腹、背中、尻、両足、すべてがかゆい。かきすぎて皮膚が傷だらけになってしまった。冬で隠せたからまだよかったが夏だったら悲惨でった。本当に最悪である。
かゆみというのは嫌でも頭の中に入ってくる。忘れようと思ってもかゆいのだから絶対に忘れられない。この、脳の思考部分の大半をこういったことで占められるのが本当に嫌なのである。
おかげで暖房を切り忘れて家を出たり、洗濯するべき日にそれを忘れてしまったりと、日常生活に支障をきたしている。もちろん、勉強に集中などできない。
そして、このかゆみはたちが悪く、睡眠を阻害してくるのである。11時に布団に入ったものの、かゆいのが気になりすぎて、4時まで眠れなかった日もある。(なぜか4時から7時は眠れたのだが。)
腹が立ち、病院に電話すると、以前処方された飲み薬の副作用が原因だとのことであった。ここの病院とはことごとく薬が合わない。ちなみにその薬はアレルギーを抑える薬なのだがその薬の副作用でアレルギー反応が起こってしまったのである。笑える(ない)話である。